発達障害とに優しく出来ないカサンドラ

カサンドラ症候群が夫や妻に優しく出来ない理由

発達障害の人と結婚しあれこれ悩んだ末カサンドラ症候群になってしまった。この悩んだ期間の悩み方を考えると、発達障害の相手になんか優しくしたくない！とカサンドラが思うのは当然の事なのではないでしょうか。

発達障害とカサンドラの夫婦 

こんな結婚生活なんて望んでいなかった！！

 

そんな声をちらほら耳にする事があるのですが、もう十分発達障害の相手の事で悩んできたのですからこれ以上良い方法が見つからないというのも理由なのかもしれません。

発達障害は気付いていない

自閉症スペクトラムや多動性注意欠陥障害の人はいつも自分の事ばかりだからか、相手がどれだけ辛いかに気付いていない場合が少なくありません。

 

  • 私の気持ち理解してる？
  • 私の事どう思ってる？
  • 現状を把握してるの？

 

そんな思いを持ち続けている定型発達の人なのですが、実は障害がある人は考えてもいない事が少なくないのです。

 

相手の気持ちやその場の空気を読む事が苦手なのは特徴なのですが、それ以上に相手に対する関心の方向性が普通とは異なっているのでしょう。

 

だから

 

何故今それを？？？

 

と思うようなタイミングが合わない事を言ったり、ちぐはぐな回答をしたりしてしまうのです。

頑張りすぎたカサンドラ症候群

発達障害のメルマガを発行しているのですが、ご相談頂く方で一番多い悩みは

 

これだけ頑張っているのに、この先どうすれば良いのか？

 

という悩みなのです。

 

ASDやADHDの相手に合わせようとひたすら努力と我慢をしてきたけど改善しない。改善しないばかりか、これから先もこんな事が続くと思うとうんざりする・・・

 

相手が何もしてくれないのに、きっと一人だけ踏ん張ってギリギリまで自分を追い詰めてしまうのでしょう。

 

優しくできない事は当然の事で何も悩む必要がない・・・と言えるんじゃないかな？と思ってしまいます。

 

だからと言って離婚する事も出来ないから悩んでしまうんですよね。

発達障害の夫や妻の考え方を理解しよう

ASDやADHDの伴侶の事なんか、もう理解したくない！！と思うかもしれませんが、どんな考え方をしているかがわかれば手を抜く場所も分かるのではないでしょうか？

 

例えばアスペルガーの私は気にならない事は全く気になりません。しかしこの「気にならない」は普通だと

 

「ちょっとは気になるけどまぁいいか」

 

程度だと思うらしいのです。

 

しかしアスペルガーの気にならないは一切気にもかからないという事。

 

もし仮に晩御飯は何でもいいと言われれば・・・嫌いな物でなければ何でも良いのです。

 

一生懸命作ろうがレトルトや買って来たお惣菜であろうが、実はどちらも同じ価値しかなかったりするんですよね。

価値観の違いと考え方の違い

私の母は時々お惣菜を作って持ってきてくれるのですが、フルタイムで仕事をしている私にとってはとてもありがたいんです。

 

それが口に合わなくても非常にありがたいのですが、以前こんな会話がありました。

 

 

母「あのひじきどうやった？」

 

私「うん、美味しかったよ！」

 

母「でもちょっと味付け濃かったやろ？」

 

私「そうやなあ、でも食べれるから問題ないで」

 

 

これは後から夫に言われて気付いたヤッチャッタ事だと知ったのですが、私にとって味は二の次で食べれれば問題がないのです。

 

だから味付けが濃くても薄くても全く気にせず食べる・・・

 

しかし作った方はやっぱり美味しいと言って欲しいんですよね（汗）

 

ここらへんが価値観や考え方の違いなのではないか？と考えています。

 

なのでもし、発達障害と結婚してカサンドラになってしまったなら、まずは相手の持っている価値観とか考え方を知ると今よりは楽になるのではないでしょうか。

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