発達障害でチック症を患うと生活しにくい

発達障害でチック症(トゥレット障害)を患う

発達障害チック症を患っている人は少なくないのですが、このチック症、自分では辞めたいと思いながらも症状が抑えらえない変な障害。

 

特に発達障害の人は常にストレスを溜めてしまいセロトニン不足。そしてこのチックと呼ばれる症状はストレスを感じたりセロトニンが不足すると酷くなるのだそう。

発達障害はチック症が多い

幼少期から思春期あたりまでは誰もがなりやすく、1年程度で消えてしまうのですが、アスペルガーなどの障害があれば別。

 

私は幼稚園の頃から症状があり、40代を過ぎた大人になっても酷くなったり軽くなったりを繰り返しているので、チックよりも酷いトゥレット障害と診断されています。

チック症が気になり外出できない発達障害

この症状は癖のような物なのですが音声チックと呼ばれる音と出す症状があると、人々の目が気になり外出が出来なくなる事もあります。

 

電車に乗っていても

 

「あっ!」

 

「きゃ!」

 

とかの奇声を出してしまったり、行動チックが出ると首を振ったり口をすぼめたり・・・

 

出方は人それぞれですが、特にストレスを感じている時は様々な症状が複合されて出てしまうので、電車の中でこれらが出ると変な目で見られてしまうのです。

 

そしてこれが嫌だから外出が出来ず、引きこもってしまう場合もあるのです。

チック症の特効薬はない

奇声を発したり汚言を言ったりする症状はチックもしくはトゥレット障害なのですが、その背景にはアスペルガーやADHDなどが隠れている場合があります。

 

私の場合はASDがあり、それが原因で様々な症状が出ているのですが、もしこのような癖の酷い症状があるなら一度診察してもらうと良いのではないでしょうか。

 

私はアスペだと知ったのは、このトゥレットの症状があまりにも酷くなった時だったのですが、それがキッカケとなりWAIS-Vで検査。

 

結果広汎性発達障害だと診断され、やっと何故これだけ変な癖のような物が治らないかが分かったのです。

 

しかし残念な事に、発達障害と同じで特効薬と呼ばれる物はまだなく、処方してもらえる薬はSSRIなどの精神安定剤のような物が多いはず。

 

ストレスを少しでも感じないようにする努力が必要なのですが、本人的にはこれが一番難しいのです。

チックの症状をうるさいと言わないで!

私の周りにいる自閉症スペクトラムの人は皆何らかのチックを持っています。

 

しかし定型発達の家族からすると、この症状は目障りに見えるのだそう。確かに音声ならうるさいし、行動でも違和感を感じてしまう・・・

 

子供の頃、母に良く言われたのですが、症状が酷くなると

 

うるさい!!

 

よく怒鳴られました。

 

しかし怒鳴られた所で今度は「辞めなければ」という新たなストレスが出来てしまうので、余計に酷くなってしまうのです。

 

なのでもし子供や家族にチックがあるなら

 

  • 静かにして
  • うるさい
  • 黙って

 

という言葉は禁句。それよりも、何も言わずにそのままにしておけばかなりマシになってくるので、

 

今、ストレスを感じているんだな〜

 

程度に受け止めてあげられれば、それ程酷い状態は緩和されていくはずです。

 

聞いていて辛いとかうるさいなどの感情はあるかと思いますが、発達障害の本人でもどうする事も出来ないのですから見守る事が唯一出来る事なのではないでしょうか。

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