発達障害と社会不安障害(知人恐怖症)

発達障害に多い合併症の一つ社会不安障害(対人恐怖症)

発達障害の人は様々な二次障害を患っている場合があるのですが、その中の1つ、社会不安障害。昔は対人恐怖症と呼ばれていたのですが、発達障害の人が患いやすい合併症の一つです。

発達障害と社会不安障害 

頭の中であれこれと考えるだけでもなってしまう社会不安障害。これが原因で引きこもってしまう人もいるのです。

社会不安障害と呼ばれる二次障害の症状

自閉症スペクトラムや多動性注意欠陥障害の人は産まれた時から脳のどこかが上手く発達していません。

 

そのためストレスを溜めやすかったり、些細な事で心が苦しくなる事があるのですが、対人恐怖症もその1つ。

 

定型発達の人でも発症する可能性は十分あるのですが、その症状は

 

  • 人前に出たり大勢の前で話す
  • 知らない人と話す
  • 人前で行動を起こす

 

このように自分以外の人の前で何かをすると

 

  • 声が出なくなる
  • 話せなくなる
  • 動機が激しくなる
  • 息苦しくなる

 

と言う様な症状が出てしまいます。

 

普通なら何も思わず普通に出来る事なのですが、不安や苦痛を伴ってしまうのです。

対人恐怖症が酷くなると人に会いたくなくなる

誰もが緊張する場面やシチュエーションはあるのではないでしょうか。

 

しかしその度合いがアスペルガーやADHDの人は異なっているからか、症状が酷くなると人と会いたくなくなり家で引きこもってしまう事があるのです。

 

アスペルガーの私は昔から人の前で話しをする事がかなり苦手でした。

 

学生時代、前に出て発表するのが嫌だったのですが、いつも

 

どうして皆は普通に話せるのだろう?

 

と疑問に思っていたのです。

 

何故緊張するか?何が嫌か?は自分でも分からないのですが、何が何でも避けたいほどに嫌だったのを覚えています。

 

そしてそれは40代になった今でも続いているので、なかなか治るという訳ではないのかもしれません。

発達障害でもそれなりに訓練すれば改善する事もある

アスペの私は沢山の人と話す事が苦手で、同じように感じている人は少なくありません。

 

これは多くの人と話すと、どの話を聞けば良いかが分からないからなのですが、この場合は緊張したり動悸がするというものではありません。

 

それでも人と話す事に何らかの問題を感じるが多々あるので、対人関係に支障をきたしてしまうのはある意味仕方が無いと言えるのかもしれません。

 

ASDやADHDの人にとっては定型発達の人のように普通に出来ない事が非常に多いのですが、人前で話す事が苦手なのであればある程度訓練で治る可能性はあります。

 

障害そのものは治りませんが、二次的障害はどれもが病院に行ったり薬を服用する事で楽になるのですから、あまりにも辛いならそのような方法を考えるのも良いでしょう。

 

様々な症状があり障害を疑っているなら、まずは医師に相談するのがおすすめです。

 

発達障害は多くの二次的障害を抱えている事が少なくありませんが、社会不安障害(対人恐怖症)もそんな中の1つなのです。

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