ASD、ADHD、ADD、発達障害の会話は分かり難い

発達障害の会話は順序立てがおかしい

発達障害の人と会話をしていると順序立てがおかしく理解しにくい事があります。どうしても発達障害の人は、会話の中で引っかかりを感じると思考が止まってしまったり、思いついた事を口に出してしまいやすいのですが、これが分かり難いと言われる原因なのでしょう。

発達障害は順序立てて話すのが苦手 

自分では1つの流れで話しているつもりなのですが、周囲から見れば突拍子もない会話をしているように聞こえる事もあるのではないでしょうか。

場の空気を読まず会話の筋道が考えられない発達障害

自閉症スペクトラムや多動性注意欠陥障害の人はその場の空気を読む事が苦手です。それは会話にも現れているのですが、ふと思った事をつい話してしまう・・・だから余計にその場の空気が読めないと思われてしまいます。

 

誰かと話していてもその中に気になる部分があると頭の中でそれ以降の会話が聞こえなくなる事があります。これは

 

  • あれ、それってどういう意味だろう?
  • と言う事はこういう事なのかな?
  • だったらこの事を話しておかなければ!

 

と言った流れで、自分の頭の中で勝手にストーリーが展開され想像しているから。

 

そして、想像が終わると自分の中で話しておかなければならないと思った事を話すのですが、既に次の話題に移っていたり、誰もが不必要だと思うような事を話してしまうのです。

 

話題に答えようとしている結果なのですが、テンポに上手く乗れないからKYと言われてしまうのでしょう。

人との会話がスムーズに進まないとは気付いていない

アスペルガーの私もそうですが、ASDやADHDの人は自分が話題に乗れていないなどとは気付きません

 

気付くのは話してから・・・何となく自分が発言した事でその場がしらけてしまうと気付いてから

 

私はおかしな話をしたのかな?

 

と疑問に思うのですが、自分ではおかしな事を言ったつもりがないので何が原因かに気付かないでいるのです。

 

これは特に自分に興味のある分野の話題になると顕著なのですが、以前母とこのような会話がありました。

 

私「この近くに○○を祀った神社があるよ」

 

母「こんな所にあるんだ!知らなかった」

 

私「誰でも知ってる人なのに凄く小さいんだよね」

 

母「へー」

 

私「この○○って、△△に認められたから歴史に残ってるんだって!」

 

母「へー」

 

私「△△が何故認めたかって言うとね、物凄く記憶力が良かったからなんだって!そして・・・」

 

会話は小さな事がキッカケになる事が多いのですが、その小さなキッカケが非常に興味のある事だと相手が聞きたくないなどとは思わず、ついあれこれ話してしまうのです。

 

普通に話しているつもりのアスペですが、それが普通ではない事が沢山あるため人に嫌われてしまう方向繋がってしまうのでしょう。

発達障害は自分の頭でストーリーを組み立てる努力をしよう

アスペルガーやADHDの人は相手の空気が読めない事も問題なのですが、同じようにストーリーを組み立てる事も苦手な場合は少なくありません。

 

特に必死になって話していると、急に頭が真っ白になる事があります。

 

  • 今まで話していた事が何だったのか?
  • 何を話そうとしていたのか?
  • これからどの方向に話しを向ければ良いのか?

 

起承転結を考えず、話しながら頭に出てくる記憶を次々に口にするからか会話の内容はバラバラ。一体何を話したいんだろう?と思われてしまうのです。

 

自分が話そうと前もって考えている事であれば前日から思案する事が出来るのですが、そうではなくその場で流れる話題について話しをする時は、口にする前に自分なりのストーリーを一度考えてみる。

 

そんな余裕があれば流れを中断する事が減るのかもしれません。

 

順序立てて話せないのは発達障害の特徴かもしれませんが、それでは人に分かってもらえない話し方になっているので小さな配慮が必要になるのかもしれません。

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