発達障害とカサンドラは分かり合えない

発達障害とカサンドラ症候群の結婚生活

発達障害と定型発達が結婚すると、発達障害ではなく定型発達の方が精神的に辛くなりカサンドラ症候群になってしまう事があります。

発達障害とカサンドラは水と油 

毎日顔を合わせる結婚生活は恋愛とは大きく異なるのですが、発達障害の人がますます理解出来なくなりカサンドラ症候群になってしまうのでしょう。

水と油でお互いが理解出来ない

自閉症スペクトラムや多動性注意欠陥障害の人は普通の人から見ると少し変わっていると言われる事が数多くあります。

 

第三者で害がない場合は別ですが、結婚して夫婦になると話しは別。

 

  • 相手が何を求めているか？
  • 何を考えているか？

 

が分からず、あれこれ悩みストレスを抱え込んでしまうのが障害のある側ではなく普通の方なのです。

 

理解しようと話し合っても全く話し合いに応じない事や、聞く耳を持たない事も少なくない自閉症スペクトラムや多動性注意欠陥障害の人なので余計に理解し難いと感じる事は多いはず。

 

にも関わらず自分の主張だけを押し通してきて・・・いったい何を求めているの？？？と悩んでいるのではないでしょうか。

発達障害は相手を理解しているつもり

ASDやADHDの人はその人なりに相手を分かる努力をしているつもりなのですが、その方向性が自分勝手になりがちです。

 

誰もが自分の定規で物事を測るので当然と言えば当然なのですが、その当たり前がそもそもズレているからか、結局理解したつもりになっているだけで終わっている事が少なくありません。

 

しかし実際は何も分かっていない事がほとんどなので、相手からすると

 

どうして私の事分かってくれないのよ！！！

 

なんて喧嘩になってしまう事もあるのでしょう。

 

出来れば定型発達の人が冷静に相手を受け止めるとスムーズに行く問題もあるのですが、人間感情があるのでそれ程簡単ではないんですよね（汗）

相手を理解するのではなく受け入れる

よく、

 

  • どうすればアスペルガーの夫を理解出来るのでしょうか？
  • いったいADHDの妻は何を考えているのでしょうか？

 

とご相談頂くのですが、もしかするととても答えは簡単なのかも？と思う事があります。それは

 

周囲の目を気にせず心に思った事だけが言葉に出る

 

という事。

 

社会に出ると人間関係や社会で円滑に歩もうと人は誰もが色々な部分で成長します。が、アスペルガーやADHDの人はこの部分が少し欠けているのです。

 

だから当たり前の事が当たり前ではなくなってしまうのですが、理解しようと思ってもきっと分からない事の方が多いはず。

 

なので分かろうとするのではなく、そういうものなんだ！と受け入れてしまうと今よりは楽になるのかもしれません。

 

発達障害と定型発達の結婚生活は水と油のように相容れられない部分が多いのですが、許容範囲の広いほう（カサンドラ）が受け入れる・・・そんな事が解決策になる事もあるのです。

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