発達障害と解離性障害の関係

発達障害と解離性障害の問題

発達障害の人は二次障害を抱えている場合が少なくありませんが、最近解離性障害とも関係があるのではないか?と言われています。

 

特にアスペルガー症候群(広汎性発達障害)の人に多いのですが、一つの事に夢中になるとそれ以外が一切見えなくなってしまうアスペな人は生まれた時から解離しやすい要素を持っているのでしょう。

発達障害と解離性障害

特に幻聴や幻覚など、感覚過敏が激しい事も少なくないのですが、様々なストレスを抱えすぎる事により発症する可能性があるのかもしれません。

 

 

解離性障害の種類と特徴

 

  • 大きなストレスを感じた時、記憶がなくなってしまう解離健忘症
  • 自分で行っている事でも自分が行っていないような感覚になる離人症
  • 気付いたら知らない所にいる事がある解離性遁走
  • 人と話をしたり体を動かす事が出来なくなる解離性昏迷
  • 昏睡状態や思っているように体が動かなくなる解離性てんかん
  • 複数の人格を持つ多重人格、解離性同一障害

 

どのような症状かで細かな病名も変わるのですが、ASDの私は記憶がなくなったり過去がすっかり消えている部分が多いので診断はされていませんが、やはり可能性があるのだと考えています。

 

また自閉症スペクトラムの診断を受けた時に

 

「あたまの中で音が聞こえるのは何ですか?」

 

と質問すると、

 

「統合失調症か解離性障害だと思います。」

 

と医師に言われた事を考えると、発達障害の人にとって程度の差はあっても何等かの症状があってもおかしくはないのかもしれません。

アスペルガーが解離性障害を抱えやすい理由

定型発達の人でも強いストレスを感じたり嫌な事があれば自己防衛能力が働きます。

 

しかし広汎性発達障害の人は常に強いストレスを抱えている場合が少なくなく

 

  • 人間関係が円滑に進まない
  • 空気を読んだ会話が出来ない
  • 人に理解してもらえない

 

などと言った、普通なら感じない部分で問題を抱えています。

 

そのため常に自己防衛をしている状態だと考えると、診断結果としては出ていなくても同じような状況を感じた事があってもおかしくはありません。

 

 

発達障害で解離性障害を疑うなら

 

まずは精神科に行く事が何よりも大切です。

 

アスペルガーやADHDの診断と精神疾患を疑い相談すれば、何が問題になっているか?が分かるはずです。

 

この障害も自閉症スペクトラムと同じでセロトニンが少ない事が多いのですが、そのためASDなどは合わせて発病しやすいと言われているのでしょう。

 

早めの処置が出来れば改善していく部分や楽になれる事も沢山あるのですから、家族や大切な人が

 

  • 発達障害かも?
  • 解離性障害かも?

 

と疑うなら、本人が安定している時に一度心療内科などに足を運んでみて下さいね。

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