発達障害は自分の思いや意見を人に言えない

発達障害は自分の思いや意見を人に伝えられない

発達障害の人は自分の思い意見を人に伝えにくい事があるのですが、これは子供の頃から何度も受け入れられない事を経験しているから。

発達障害は自分の思いや意見を人に伝えるのが苦手

大人の発達障害が意見を言わないのは、どう伝えて良いか分からなかったり、どうせ伝わらないだろうと経験上わかっているので余計に言わなくなってしまうのです。

 

しかし定型発達の人からすると

 

自分の好き勝手な事ばかり言う

 

ように見えてしまうのですが、これも言葉が端的になり過ぎてしまったり、要点のみを言ってしまうから。

 

決して悪気がある訳ではないのですが、相手が理解するような話し方をするのが苦手なのです。

 

 

自閉症スペクトラムにとって自分の考えを相手に伝えるのは難しい

 

自閉症スペクトラムが自分の考えを第三者に理解してもらおうと一生懸命考えても、やっぱりなかなか分かってもらえない・・・

 

そんな経験をしてきたアスペルガー症候群の人は多いのではないでしょうか。

 

そもそも発達障害のない人との感覚の違いが大きいため、自分の感覚を説明しても周囲の人に理解してもらえないということも少なくありません。「やっぱり伝わらないのか」という経験から、ますます他人に伝えようという意欲や勇気を持ちにくくなる場合もあります。出典http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/manual_2_3.html

 

例えば・・・

 

楽しかった事を一生懸命話そうとしても不必要な前置きが長く、話している間に何を伝えたかったかが分からなくなってしまう。

 

すると相手から「意味不明」や「何が言いたいの?」と言われてしまい「もう話さなくていいか」と諦めてしまう事が少なくありません。

 

最初から何を言いたいかをしっかりと考えて会話をする場合はスムーズに進む事もあるのですが、そうではなく日常的な会話になると脳が上手く動かないからか自分でもどう話せばよいのかが分からなくなってしまうのです。

 

 

ADHDやASDが話そうとしているなら焦らせない事が大切

 

定型発達の人同士で話しをする場合はスムーズに会話が進むのですが、相手がADHDやASDだと何を言ってるのか、何が言いたいのかわからない事が少ないのではないでしょうか。

 

そんな時に

 

「早く要点だけ言ってよ!」

 

など焦らされてしまうと余計に言葉に詰まってしまう事があります。

 

時間はかかるかもしれませんが、頭の中が整理されると言葉は出てくる事の方が多いので、なかなか話せずしどろもどろしているなら、そんな時には待ってあげて下さい。

 

ADHDやASDの人は話せないのではなく、話すまでに時間がかかってしまうだけなのですから、余裕を持って接する事が大切です。

 

 

広汎性発達障害や多動性注意欠陥障害が意見を伝えるなら

 

過去の経験から

 

「どうせ行っても分かってもらえない」

 

と思うかもしれませんが、そうではなく話す前に自分が何を言いたいか?をまとめてから話すようにしてみて下さい。

 

思い付きで口走っても途中で会話が止まってしまう経験をした事があると思いますが、これは自分の頭の中で話しの道順が出来ていないから。

 

しかし伝えたい事を整理し、自分になりにまとめてから話し始めると思っている以上に上手く意見を言う事が出来るはずです。

 

時間があるならメモや箇条書きにしておき、それらを見ながら話すとスムーズに伝える事が出来ます。

 

発達障害は自分の思いや意見を伝えるのが苦手ですが、それでも最小限の人間関係は円滑にしたいもの。

 

自分なりの解決策を見つけていけば、今よりもずっと生きやすい世の中だと思えるのではないでしょうか。

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