発達障害は仕事でも人の話しが理解出来ない

発達障害は人の話しが理解出来ず仕事が出来ない人と言われてしまう

発達障害は人の話しを理解する事が苦手な場面があるのですが、仕事で分からない事があるとバカにされたり面倒だと言われたりする事があります。

 

私は自閉症スペクトラムと診断されるまでは仕事が出来ない訳ではなかったのですが、上司が何を言いたいか?が分からず悩んだ時期がありました。

発達障害は人の話しが理解出来ず仕事でバカにされる

そのため意思の疎通がうまくいかず嫌われてしまう方が多かったのですが、発達障害の人が仕事で悩む事の一つに

 

相手の話しが理解出来ない

 

という問題があるのです。

自閉症スペクトラムにとって普通の話しでも理解しにくい事がある

周囲が笑っている時・・・

 

「どうしてこの人達は笑っているのだろう?」

 

会話の内容は理解出来ていても、捉え方が異なる場合も少なくないのが障害のある人がいつも思っている事です。

 

定型発達の人達からすると当たり前の話題でも、ASDやADHDの人にとっては何故それが話題になるかすら分からない事もあるのです。

 

その結果、みんなの輪に入れず一人ぼっちになってしまったり、周囲から空気が読めないと言われたりと人間関係が少しずつ歪んでいくのですが、普通の人は分かっているから何故障害がある人が理解できていないか?が分からないのでしょう。

 

単なる会話、何て事のない話・・・

 

そんな当たり前の事が出来ず人間関係が円滑に進まない事が少なくないのですが、幼少から慣れているので気にしない部分もあるのです。

 

 

職場や仕事の内容が理解出来ずダメな人とレッテルをはられる

 

アスペルガーや多動性注意欠陥障害の人は知的障害がない人も沢山います。

 

そのため根本的に分かっていないという訳ではないのですが、自分なりの考え方を変えられなかったり最初に教わった方法にこだわってしまうので、新しい事を柔軟に受け入れられないという問題もあるのでしょう。

 

発達障害のある人のうち、ASDの人は、耳からの情報処理が苦手なことがあり、指示が聞き取りにくかったり、聞き間違えたり、長い説明が途中で分からなくなったりする場合があります。また、ADHDの人は、同時に複数の情報が入ってくると、どれに注意を向けていいのか混乱することがあります。出典http://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/survive/device.html

 

 

職場の人が障害のある人に出来る事

 

  • 曖昧な表現を避ける
  • 言葉だけでなく視覚的に見せる
  • 出来るだけ具体的に説明する

 

ASDやADHDの人は懇切丁寧な説明をしてもらったりメモや文字にすると理解しやすい人が多いので、会話が伝わっていないと思った時は極力詳細に伝えるようにしてみて下さい。

 

 

当事者で仕事内容が分からない時

 

  • どの部分が分かっていないか?
  • どこから理解していなかったか?
  • 疑問を抱いている部分

 

を周りの人に伝えるようにしてみて下さい。

 

何も言わなければ伝わりませんが、障害当事者の方からも積極的に分からない点を言うように心がければ相手もあなたが分からない事を理解しやすくなります。

 

 

今の仕事が辛いなら発達障害を理解してくれる職場を見つけよう

 

最近では広汎性発達障害、多動性注意欠陥障害、LD障害に対する理解も少しずつではありますが深まってきたように思います。

 

しかし全てを受け入れてもらうにはまだ時間がかかってしまうと私は思っているのですが、障碍者枠での仕事や自分の得意分野を活かせる職種が見つかれば、あなた自身も生きがいを持って仕事をする事が出来るようになるはずです。

 

地域を捜せば障碍者支援センターがあり、大人の職業訓練や仕事の斡旋を行ってくれる所もあります。

 

また障碍者手帳を取得しているのであれば、ハローワークでも障碍者枠での仕事を紹介してくれるので、どうしても今の職場が辛いのであれば色々な支援やサービスに力を貸してもらうのも方法です。

 

発達障害は人の話しが理解出来ず仕事や人間関係で悩む事が少なくありませんが、それを受け入れようとしてくれるところは増えてきました。

 

一人で悩まないという事が大切なので、もし今の仕事が辛いなら地域のサービスを探してみて下さいね。

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